子供が大好きな「ピタゴラスイッチ」から学ぶ。プログラミング的思考力。

こんにちは。プロ子です。
我が家の子どもは4歳(2024年2月時点で)なのですが、昔からなぜかピタゴラスイッチが大好きでYouTubeでピタゴラスイッチ系の動画をよく見ています。

100均で買える身近な道具を使ってビー玉がゴールまで自動で転がっていく様子がとても面白いようで、自分でテレビのリモコンが操作できるようになってからは、1人でYouTubeからピタゴラスイッチの動画を再生することもよくあります。

そんな子供が大好きなピタゴラスイッチなのですが、実はプログラミングをする上で非常に重要な考え方=プログラミング的思考力を学ぶことが出来るようになっています。

プログラミング的思考とは?

プログラミング的思考とは何か?
これは簡単に言うと、目的を達成するために「物事を順序だてて考えていく力」のことです。

ビー玉転がしのピタゴラスイッチで例えると、まず目的がゴールまでビー玉を運ぶことです。そのためには様々なパーツ(部品)を適切に組み合わせないといけません。各パーツの動き、特徴を理解して適切に配置、並び替えを行うことで初めてビー玉がゴールまで止まることなく転がります。

小さい子供達がこれ(ビー玉転がし)をしようとすると、もちろん最初からはうまく出来ません。途中でビー玉が止まってしまうことが数多くあるでしょう。そんな時、このパーツはこっちに置くとどうかな?…という感じでそっと背中を押してあげてください。そうすると子供は「あ!このパーツはこういう動きをするから、こっちに置いてこれと組み合わせて動かせば良いんだ!」というように自ら気づき、学んでいきます。また、様々な組み合わせを試行錯誤することでより面白い装置が完成したりします。

このような考え方は実際のプログラミングだけでなく、日常生活や仕事においても非常に重要です。文部科学省が小学校からプログラミング教育を必修化する目的は、小学生がプログラムを作れるようになることではなく、このような「プログラミング的思考力」を養うことが狙いだとされています。

ピタゴラスイッチはお家で簡単にできる

ピタゴラスイッチはお家でも簡単に作ることができますので、本格的なプログラミング学習を始める前でもとてもお勧めです。特にプログラミング学習を意識しなくても純粋にピタゴラスイッチ作りを楽しむことで、知らない間にプログラミング的思考が身に付く遊びです。

我が家でもよく子どもと一緒に作って遊ぶのですが、必要な道具はビー玉があれば後は本当に自由。積み木、割りばし、ティッシュペーパーの箱、トイレットペーパーの芯なんかも使えます。※ただし、1歳~2歳くらいの小さい子供はビー玉を口に入れないようにだけ注意してあげてください。飲み込んでしまったら大変です。誤飲対策に大きめのピンポン玉を使うのもありです。目的はビー玉をゴールまで止まらずに転がすこと。そのために与えられた道具を自由に使わせてあげます。

また、自作のピタゴラスイッチ系の動画でよく出てくるのが100均で購入したパーツで作ったものです。家にある道具で飽きあたら100均にいって使えそうなものを買ってくるもの面白いですね。

ピタゴラスイッチが作れる無料アプリ「ピタゴララン」

ピタゴラスイッチを作れる無料のアプリで「ピタゴラン」というものがあります。※我が家でも実際にインストールして遊んでみました。スマホやタブレット上で簡単にピタゴラ装置を作ることが出来ます。

まず操作がとても簡単で指でなぞるだけ。小さな子どもでもすぐにアプリを楽しめます。このアプリはiosとandroidosの両方に対応していますので、iPhone、iPadでも遊べますしandroid系のタブレットでも遊べます。isoの方は「App Store」から。android系の方は「Google Play」から検索してください。※プレイ中に広告が少し入ってしまいますが、無料で遊べます。

遊び方を簡単に解説します。
まずアプリをダウンロードしてピタゴランを起動すると以下のようなホーム画面が表示されますので、ゲームを始めるには【はじめから】を選択しましょう。

引用:ピタゴラスイッチが無料で作れるアプリ「ピタゴラン」ホーム画面

次に自由に指でなぞってコースを作っていきます。画面をタップ(長押し)しながら指をずらすことで、自由に好きなコースを作ることが出来ます。コースが出来たら画面右下にある緑色の【かけた】というボタンをタップすれば完成です。とても簡単ですね。

引用:ピタゴラスイッチが無料で作れるアプリ「ピタゴラン」コース作成

かけたボタンを押すことで自動的にスタンダードなピタゴラ装置が配置されます。この時点ですぐに仕掛けを動かすこともできるのですが、仕掛けを色々なパーツに交換することも出来ます。交換したい仕掛けをタップして交換してください。

ゴラスイッチが無料で作れるアプリ「ピタゴラン」パーツ交換

交換できるパーツの種類はとても豊富です。直線やカーブ、スタート/ゴール地点などで交換できるパーツが変わります。パーツは最初からある程度使えますが、一部は課金したり、広告動画を視聴して増やすことも可能です。

ピタゴラ系アプリで面白い「ペットソンのからくり」

もう一つピタゴラスイッチ系のアプリで実際に遊んでみて面白かったのが「ペットソンのからくり」というアプリです。このアプリは「Amazon Kids+」のタブレットを使っていると無料でダウンロードできます。このアプリもiosとandroidosの両方に対応していますので、iPhone、iPadでも遊べますしandroid系のタブレットでも遊べます。isoの方は「App Store」から。android系の方は「Google Play」から検索してください。

このアプリの主人公は発明家のペットソンさん。ピタゴラスイッチと似たような感じで、ユーザ(私たち)は色々な道具を組み合わせて、ペットソンさんの発明品(からくり)を動かすお手伝いします。部品を正しい場所においてあげないとからくりが上手に動きません。それぞれの部品をからくり全体のどこに置くべきかを、頭をひねって考える必要があります。

実際にプレイすると良くわかるのですが、まずイラストが可愛くてとても良いです。絵本でおなじみのペットソンおじいさんや猫のフィンドゥスが登場します。BGM音楽にも凝っていて遊んでいて純粋に楽しいアプリでした。からくりの組み立て方は、パーツをここだと思うところにはめていくだけなので操作も簡単です。

引用:ペットソンのからくり

例1:画面左の色々な部品を使って、寝ているおばあさんを起こしてあげてください。

例2:画面左の色々な部品を使って、高い棚の上にあるお茶をとってあげてください。

どの部品をどの様に配置すれば目的が達成できるでしょうか?ピタゴラ的な発想に加えて、想像力も鍛えられるゲームになっています。※絵が絵本風のイラストで本当に可愛いので小さい子供にはピッタリです。

実際に手を動かして楽しく学ぶことが大切。

ピタゴラスイッチの一番良いところは、子どもが飽きずに楽しく学べる点だと思います。ピタゴラスイッチとプログラミングは全然違うのでは?と思われがちですが、目的を達成するために(ビー玉をゴールへ上手く運ぶために)どのように仕掛けを作るか?を考えることはプログラミングと共通点が非常に多く、論理的な思考力が培えると思います。

ご家庭に小さい子どもがいて、プログラミング的思考力を付けたいと思っている方は是非子どもと一緒に「ピタゴラスイッチ作り」に挑戦してみてください。

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